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-世界最高健康都市を目指す、地域医療の先進地区-

健康長寿のまち 地道な活動の賜物

長野県は、国内でも有数の「長寿県」である。がんによる死亡率が低く、県民一人当たりの医療費は全国的にみてもかなり少ない。なかでも、佐久市は健康で長生きする高齢者が多く、病気になっても在宅療養が可能な環境が整備され、自宅で寿命をまっとうする人が多いことでも知られている。
実は昭和30年代には佐久市は脳卒中での死亡率が全国で一番高かった。また、農村部には特有の健康問題が存在した。健康長寿とは言い難いその状況を変えたのは医療従事者と地域住民の地道ながら着実な活動だ。

佐久総合病院 先進医療と地域医療で貢献

昭和34年、全国に先駆けて八千穂村(現佐久穂町)で全村民の健康管理および集団検診が行われた。それを手がけたのがJA長野厚生連佐久総合病院(以下、佐久総合病院。昭和19年開院)である。
若月俊一第二代院長を中心として「予防は治療に勝る」を合言葉に「地域医療、予防保健活動を進め、医療と文化活動を通して地域に貢献する」という理念で医療活動を行ってきた。文化とは「単に健康診断の受診率が高くても意味がない。健康行動に関する自発性を促すような教育や文化の推進が必要」という意味で、その活動の原点は出張診療班にある。病院で待っているのではなく、農村地域に出かけ、その地域で診察し、生活自体を観察することにより、閉鎖性や住環境などの問題点を見出して、生活改善を促す活動を展開することができた。
地域密着の医療とともに、先端医療の担い手でもある。開設当初から脊椎カリエスの手術などを積極的に行い、現在では内視鏡による診察・治療の技術は世界的にもトップレベルの水準にあるなど、東信地域の中心的な医療機関となっている。
このように、地域の医療の発展に貢献してきた佐久総合病院だが、開設から60年を過ぎ、老朽化した施設もある。また、周辺の医師不足も影響して上田小県地域の救急患者も佐久総合病院への搬送が多くなっている。そこで現在、佐久市北中込に高度医療、専門医療を担う東信地区の基幹高度医療センターを新設し、現在の場所は地域密着型の地域医療センター(名称はともに仮称)として改築するという再構築が進行中である。

浅間総合病院 地域医療の担い手として

佐久市は、昭和30年代に脳卒中による死亡率が全国一となったことがきっかけになり、脳血管障害の予防活動を行って、12年間で死亡率を半減させることに成功した。その活動の中心となったのが、佐久市立国保浅間総合病院(以下、浅間総合病院。昭和34年開院)で、地域の中核病院として脳卒中、糖尿病をはじめとする疾患の実態調査、診療、健康意識の啓発に努め成果を上げてきた。
吉沢國雄初代院長による、いつでも家の中の一部屋は暖房を絶やさない「一部屋温室運動」、食事の塩分を抑える「減塩運動」などの地域の中の実践的な活動が、脳卒中の死亡率を抑え、健康長寿のまちを作り上げる基礎となったのは間違いない。そうした活動が生まれたのも、地域と密接にかかわり、調査をしたことによるものだ。
また、実際にその活動を担ったのは、佐久市が委嘱する一般市民からなる保健補導員で、地域の住民を巻き込んで効果的な運動とすることができた。「市民の病院」として行政とともに地域医療を推進してきた役割の重要性は、今後さらに大きくなっていくだろう。

関連リンク
佐久市福祉医療費給付制度
浅間総合病院
佐久総合病院
  

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-未就学児の医療費無料制度をはじめ、様々な福祉制度が充実しています-

佐久市は、「健康長寿都市宣言」を掲げ、世界最高健康都市を目指しています。
佐久市には介護予防の拠点として、5つのセンターが設置されていて、市民の健康を見守っています。 住まいの近くで受けられる地域集団健診等、病気の早期発見に力を入れるとともに、健康相談や健康教室など、 「自分の健康は自分でつくる」意識をもってもらうよう様々な事業が行われています。
また、佐久市では、障害者・母子家庭の母子等・父子家庭の父子・乳幼児等の方の医療費の負担軽減を図ることにより 福祉増進に寄与することを目的に福祉医療費給付金を支給しています。
なお、小学6年生までは医療費が無料です。

関連リンク
佐久市福祉医療費給付金制度
佐久市社会福祉協議会



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-生涯現役をバックアップする介護制度が整っています-

健康で長生きな高齢者が多い佐久市は、病気になっても在宅療養が可能な環境が整備され、 終末期を在宅で過ごす方が多いことで知られています。
これは二つの大きな地域医療の中核病院が中心になって地域住民のプライマリーケアや病気の予防、 より健康に生きるための健康教育をすすめてきた結果、地域医療の先進エリアといわれるようになったものです。病気になっても入院の期間が全国や長野県の統計から見てもとても短くなっています。




また、佐久市は訪問看護師の配置数が長野県内で一番多く、医療機関と連携がとれた在宅ケアが充実しています。 このため、在宅で介護をうけ、病気であっても自宅で安心して生活できる環境が整っています。

関連リンク
介護保険のサービス事業者
地域医療先進エリア佐久市(佐久大学hp)

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