「この印籠が目に入らぬか」

この程中山道佐久の道のガイド認定式が行われ、女性４名男性１０名の総勢１４名が「中山道佐久の道披露目頭（ひろめがしら）」として認定書を交付され、訪れる観光客らに佐久の魅力を伝え地域の元気づくりに取り組んで行く。

当所では、中山道を魅力ある地域資源であり財産だと捉え、この財産を活用して地域活性化に繋げようと様々な取り組みを進めてきた。

中山道の観光ガイドの養成もその一つで、平成２４年度は広く市民を対象とし全６回の市民講座「中山道を学ぼう」を開催。２５年度はガイドをやってみたい方を対象に佐久市内中山道の現地での勉強会の開催。そして本年度、実際のガイド体験研修を実施するなど足かけ３年かけガイド人材の養成に繋げてきた。

認定式では樫山徹会頭から「これまで３年間皆さんが学んできたことを活かして中山道の魅力を多くの皆さんに知っていただき地域を元気にしてほしい。」と激励の言葉をいただいた。　

また、認定証と併せ、「中山道佐久の道披露(ひろ)目頭(めがしら)」と岩村田藩城主内藤氏の家紋と小諸藩城主牧野氏の家紋が刻印された特製の印籠も手渡された。

披露目頭とは、「中山道、そして佐久の魅力を広めていくリーダー（頭）として頑張ってほしい」という願いが込められている。

認定された児玉千や子さんは「この仲間の皆さんと勉強を重ねながら佐久の良いところを発信していきたい」と披露目頭としての意気込みを語ってくれた。

今後は継続的に勉強会を重ねながら、近隣市町村や観光協会等の団体とも連携しながら組織化や運営に向けた取り組みを行っていく。