発電所全景

発電所全景

 

佐久市メガソーラー発電所とは

全国トップクラスの日照時間を誇る「佐久市」が運営する「太陽光発電所」です。

自然エネルギーの活用によるCO2排出量の削減・自然エネルギー自給率の向上・環境教育等への活用・国策である「自然エネルギーを用いた発電施設普及」への寄与・未利用地の積極的活用 などを事業目的としています。

発電所設備

 

 

■ 太陽電池モジュール、

メーカー:シャープ
種類  :多結晶シリコン
容量  :245W
サイズ :994*46*1,652(W×D×H mm)
設置枚数:9,848枚

■ 架台・基礎

スチール製V型架台(設置角度:10度)を採用。
支柱構造をV型にすることで、角度の確保と部材数・接合部数の低減を両立した。

なお、基礎は置き式を採用し、造成後の状態で配置できるようにした。

■ 発電量表示板

発電状況などをリアルタイムで表示している。
表示内容は、発電電力・累計発電電力量・CO2削減量・累計CO2削減量の4種類。

なお、表示板の上部には施設概要を記載している。

■ パワーコンディショナー

メーカー:日立製作所(機種名・HIVERTER-NP203i)
定格容量:500kw/台(一台のみ480kw)※設置台数4台
変換効率:最大98%

メーカー:山洋電機(機種名・P73H)
定格容量:10kw ※設置台数1台
変換効率:最大94.5%(特記事項・自立運転可能)

 

システム構成

発電所の各設備は、図のように構成されています。

発電した電力は、高圧一般配線(三相3線、6.6kV、60Hz)で連係しています。

■ 発電所概要

発電事業者:佐久市(発電開始日 H25.11.1)
施設名称 :佐久市メガソーラー発電所
所在地  :佐久市茂田井3393-2、3393-3
敷地面積 :41,000m3(フェンス内)
モジュール:設置容量 2,412.76kW/枚数 9,848枚
システム出力:1,990kW
年間発電電力量(推定):約264万kWh
CO2排出削減量(推定):約1,362トン(年間)

 

発電所事業概要

1:地域活性化の観点から期待する効果

・市営という形態によることで、全国から注目を集め「日照時間の長さ」のアピールが期待できる

・発電所を観光施設のひとつとして位置づけることにより、市北西部地域の活気あるまちづくりへの寄与が期待できる。

2:実証実験モデルの観点から期待する効果 ・大規模な太陽光発電の実現可能性と経済的利益が見込めることを明らかにし、太陽光発電の普及を促進するとともに、企業誘致が期待できる。
3:売よる利益の活用から期待する効果 ・売電により得た利益について、更なる再生エネルギーの普及促進と地域づくり等への活用が期待できる。

 

■ポイント1 『 リース方式による発電事業 』

本発電所は、設備一式を「有限責任事業組合佐久咲くひまわり」より、設備の保守も含めてリースして運営しています。
このため、建設に要する初期費用が不要になるとともに、建設や維持管理について、民間事業者のもつノウハウを活用することができます。
またパワーコンディショナーは、大規模な容量の機種と、自立運転可能な機種の2種類を導入しており、災害時には発電所内で携帯電話の充電などを行うことができます。

■ポイント2 『環境教育への活用』

自然エネルギーに関する環境教育の実施にメガソーラー発電所を活用することで、児童や市民の関心を集め、自然エネルギーの普及啓発を進めることができます。
また、発電所見学についても「有限責任事業組合佐久咲くひまわり」と協力体制を築いて実施しています。

■ポイント3 『安心の診断機能』

本発電所は、インターネットを利用して24時間体制の監視を行うとともに、ストリング単位(太陽電池の1直列回路の単位)で太陽電池の発電量を評価することで、気付きにくい不具合も早期発見し、安定した発電を可能としています。

 

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