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なぜ、おいしい佐久の水
佐久は水資源に恵まれた地である。その水源の種類は、佐久を縦断する千曲川や支流などの河川で、いわゆる地表水と呼ばれる水と、伏流水、井戸水といった地下水がある。それぞれがいろんな形で私たちに多くの恵みを与えてくれる 恩恵を与えてくれるだけでなく、何といっても佐久の水はおいしい。なぜおいしいか。その理由を、佐久平一帯に水道水を給水している佐久水道企業団局長の土屋修さんに聞いた。
「佐久を取り囲む山々に降った雨や雪が、地下のミネラルを含みながら、かつ長い年月をかけ濾過されます。やがて伏流水や湧水となり、それを水源から取水しています。そのため、消毒処理だけで飲用が可能になります」
おいしい水の要件として、10〜100mg/rの硬度、20度以下の水温、適度に含まれるミネラルなどが挙げられる。佐久の水道水はこの要件を満たしている。市販されているペットボトルの水に負けない自信がある。
佐久水道企業団が特徴的なのは、浅間山水系と八ケ岳水系の2つの全く異なる水質の水を扱うことだ。浅間山水系の水は硬度(カルシウム、マグネシウムの含有量)が高い硬水、八ケ岳水系はまろやかな軟水。それぞれの長所があり、好みは分かれるところ。

水は環境保全から
また土屋局長は、長寿のまち佐久は、良質な水と関係あるのではないか、と持論を唱える。直接的、あるいは間接的に水を摂取しているのだから、これは十分納得できる。「浅間山水系と八ケ岳水系、どちらが長寿なのか。そんなデータが取れたらおもしろいですね」と土屋さんは言う。
おいしい水がいつでも飲める、水資源に恵まれていることを実感することが少ない。外から訪れた人が、「水と空気がうまい」と感じるように、普段当たり前のように享受していると、なかなか分からないものである。
佐久の水の素晴らしさを知ってもらうため、佐久水道企業団では水源地の施設見学などを行っている。水道から飲む水も十分おいしいが、滅菌前の原水はさらにうまい。自然に囲まれ、マイナスイオンも発するこの水源環境を見れば、そのうまさの理由も実感できるはずだ。
自然の恵みをこれからも享受し続けるために、佐久水道企業団では水源環境の保全に力を入れる。
おいしい水がいつまでも飲めますように。

千曲川とその支流に棲む主な魚 【イワナ(サケ科)】
千曲川水系では、最も上流に棲んでいます。きれいな水が大好きなのでとても暮らしやすい川です。釣り人にもモテモテで、千曲川水系は全国的に有名なスポット。だから、太公望が集まってくるのです。ちなみに名前の由来は、谷川の岩の多いところに生息していることから、「岩魚」と名づけられました。



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