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星空観察に適した地
「最近、星を見ましたか」と聞かれたら、どう答えるだろう。多くの人は、なかなか星空を眺める機会は多くないのではないだろうか。しかし、佐久は星を見る環境とすれば、最高の条件が整っている。これを活かさない手はない。
そもそも佐久市になぜ、臼田宇宙空間観測所が造られたか。宇宙探査機に向けて動作指令を送信したり、観測データを受信するには、遠くからの微弱な信号電波を受け取れる場所でなければならない。妨害電波が少なく、空気が薄い標高の高い場所、そして日本有数の晴天率など、その条件にもっとも合っていたのが佐久市だった。
月周回衛星の「かぐや」や、平成22年6月に地球へ帰還し話題になった「はやぶさ」などは、臼田宇宙空間観測所で動かしていたという。その事実は地元の佐久市民に意外と知られていない。
観測所が設けられるということは、当然、天体観測についても適した環境ということになる。そこで多くの人に星を見てもらえる公開天文台として、「うすだスタードーム」は造られた。

空の川、地上の川
うすだスタードームでは星空観察のガイドを行う天文インストラクターの坪根徹さんが、星や宇宙の魅力を伝えている。星にまつわる神話やユーモアを交えた話で、星の世界へ誘う、“星空案内人”だ。ここで宇宙に興味を持った子どもたちが、宇宙飛行士訓練生の油井亀美也(川上村出身)さんに続き、宇宙への夢を実現する日がくるかもしれない。
もちろん、施設内の天体望遠鏡を使って見る星もいいが、肉眼で見る佐久の星空の素晴らしさを感じてほしい。とりわけ、夏の天の川は、息を呑むほど美しい。「この辺りで天の川を見ていないのは、千曲川を見てないのと同じぐらい格好悪いことですよ」と坪根さん。
「千曲川と天の川」。大きさの違いは別として、私たちは地上と空それぞれにすらしい川を持っている。こんな財産を持つ場所がほかにあろうか。
「地元の人には、親戚や友人が来たら、佐久の名物の鯉や五郎兵衛米もいいですが、ふるさと自慢に星も入れてください、と話しています」と坪根さん。
佐久の名物、満天の星空をごらんあれ。

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