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心を豊かにしてくれる
花は人間の心を豊かにしてくれる。古来から花は人間の生活のそばにあった。人は、花を詩に、歌に、あるいは絵画に描くなど、それは場所を問わず、花を愛でる世界共通の認識がある。
そして、私たちの佐久には、生活している周辺から、道端、畑や田んぼに至るまであらゆる場所に花を見つけることができる。近くに山があるので、高山植物などたくさんの種類の花がある。誰が言ったか、「花咲く、佐久」とはうまく言ったものである。






佐久の花は、色がきれい
長野県自然観察インストラクター、NPO法人浅間山麓国際自然学校インタープリターとして活躍する中澤富士子さんに佐久の花について聞いたところ、「佐久の花は、色合いがきれい。澄んだ美しさがある」ことを全体的な特徴として挙げてくれた。また、標高差のある佐久では、内山牧場周辺で草原の植物が見られ、美笹自然観察園では湿地に咲くものが多く、大河原峠周辺では亜高山植物といったように、車ですぐ行ける範囲の中で、実にさまざまな植物に出会うことができるということが素晴らしい。
コスモスで有名な内山牧場は、もちろん一面に広がるコスモスも素晴らしいが、春から秋にかけて、ゆっくりと花を楽しめる場所。中でも、中澤さんが格別な思いを持つのは、「アサマフウロ」。フウロでは、花が一番大きく、色も鮮やかで美しい。“アサマ”の名が付いているが、浅間山麓では絶滅に近い状況にあり、佐久市でもごく限られた場所にしか群生していない。そんな貴重な花もコスモスに比べて気づく人がそれほど多くない。以前は、草と一緒に刈られてしまうこともあった。しかし、この花の美しさに魅かれた中澤さんは、アサマフウロを残してもらおうと佐久市に相談し、その熱意が実り、アサマフウロを見るための遊歩道も整備されている。
地元の老人クラブのお年寄りが苗を植えていたことをきっかけに、地域ぐるみの活動になっていったコスモス街道もしかり。佐久の人たちの花を愛する強い気持ち(チカラ)が、佐久の花々を守っている。


マニアが喜ぶ蝶が豊富
浅間山、蓼科山、八ケ岳に囲まれた佐久は、蝶の宝庫だ。全国で275種いるといわれる日本の蝶の中で、佐久平で133種もの蝶が生息している。日本の蝶の約半分が、見られる地域なのだ。車で数分のところに、ヒメギフチョウ、ウラギンシジミ、オオミドリシジミ、アイノミドリシジミ、フジミドリシジミなど、蝶マニアが聞けば喜ぶであろう、希少種ぞろいの場所がある。
蝶が多くの人を虜にするのは、カラフルな色彩の翅(はね)の美しさと、その種類の多さ。そして、花と蝶の組み合わせほど、相性のいいものはない。 たくさんの蝶と花に彩られた佐久は、色彩豊かな高原のまちである。




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