鮎(アユ)
 全国に分布(北海道の一部を除く)しており、8月〜12月に産卵して、孵化のあと海に下り沿岸部で越冬後、春になると河川を遡上して、夏を川で過ごし秋には産卵して1年の生涯を終えます。現在の千曲川では海との行き来はできないので、琵琶湖産や養殖のアユを放流しています。佐久平でも7月になると、9〜10mの長竿を持った釣り人でにぎわいます。
性格

 「清楚にして攻撃的」稚魚段階では水生昆虫を捕食していますが、成魚になると水中の石に付着する珪藻を食むようになり、別名を香魚といわれるほど独特な香りがします。石に縄張りを持ち、他のアユに対して体当たりをするなどして縄張りを守ります。夏の貴婦人といわれる姿からは想像もできないほど侵入者に対して攻撃的になります。

生息場所

 千曲川と支流の下流域で、4月下旬の放流後〜9月、比較的流れが速く、川底に石が不規則に沈んでいる場所

観察方法

 橋の上から川を覗いて、沈み石の前、横を見ると石についた珪藻を食むアユを見つけることができます。

釣り方
釣りのできる期間

 アユを捕り方については多くの方法がありますが、代表的なのは友釣りでしょう。上記したようにアユの習性を利用した釣りかたで、掛かったときの強烈な引き味は多くの釣り人を魅了しています。7月の第1土曜日から8月