佐久は「信州味噌」発祥の地です。建長元年(1249年)宗に渡った信濃の禅僧円明国師が、仏法の修行の傍らその製法を学び持ち帰ったもので、味噌の醸造に適している佐久の地の民衆に伝授したものと言われています。市内では7つのみそ蔵があり、いずれも厳選された材料による天然味噌が自慢です。また、今でも3月下旬から4月上旬にかけて味噌を自家製造している家庭を見かけます。昔ながらの素朴な味噌造りの一端をご紹介します。
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大釜で煮た大豆を木桶の中にあけ、わら靴を履いて踏みつぶす。手に持っているのは、船をこぐ櫂のようなもの。 |
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踏みつぶした大豆を木桶から取り出し、米俵のように整形したものを味噌玉と言う。この状態でゴザなどの上に1晩置いておく。 |
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味噌玉は、包丁で細かく刻み、別に白米を蒸し種麹を加え発酵させて作った米麹と塩・水を混ぜていねいにかき混ぜ練った後、桶に詰めていく。
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【3月29日〜30日撮影】 |
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