「壬辰 みずのえたつ」の年が明けました。 会員皆様、佐久地域の皆様、日本の全ての皆様にとって希望に満ちた年になりますよう、心からお祈りいたします。
昨年は日本のみならず世界70 億人の地球人が、身の回りに起こる予想を超えた現実に縋るものも見つからず、空しい希望に身を震わせた365 日であったように思います。 新しい一年の出発に際して提案させてください。
「幸せについて考えましょう!!」
誰一人「幸せ」を望まぬ人間は年齢、男女、住む国・地域、異なる宗教、異なる政治体制にあっても居ないことと思います。
我が国を始め多くの国は数十年に渡り「市場原理主義、個人主義」に沿って国の運営、経済活動が行われてきました。しかしここ20 ~ 30 年の間に国を問わず政治の貧困、貧富の格差が拡大、固定化して潤いのない社会が広がっただけのように見えます。
今日の現実世界は、私どもが求め、努力してきた世界、日本国の物語の何幕目に当たるのでしょう。
新しい知恵を加えましょう!!
そして誰もが「幸せ感」で自らを包みましょう。
数年前から私なりに探して来ましたが、新しい概念をすでに1976 年に発信しておられた国がありました。
そしてその概念は、混迷の世界の中で昨年7 月19 日の国連総会において、『加盟諸国は「国民総幸福」も目指すべき』との決議を採択されました。内容は「幸福の追求は基本的な人類のゴールである」とされています。
この「国民総幸福度」を最初に世界に発信されたのは、ブータン王国先王の第4 代ジグミ・シンゲ・ワンチュク国王(昨年の11 月15 日から国賓として我が国に滞在されたブータン王国第5
代ワンチュク国王陛下並びに妃殿下の父君)が16 歳の若さで即位されて国中を歩かれ、国民と接し、声を聴かれて発想されて、想いを膨らませて21歳の青年君主になられたときに、国民総幸福(GROSSNATIONAL
HAPPINESS 略してGNH)の国是を天命としてブータンの未来を担う決意とされたと聞いております。
|