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佐久商工会議所始まって以来、初めて11 月会報は「危機特集」とすることを三役会にて検討の上、決めていただきました。
昨年からの金融危機、それに続く世界同時不況等についてはもう既に会員皆様もよくお分かりかと思いますので、ここでは触れないことといたします。
とにかく各会員の皆様には業種を問わず、この先最短2 年、最長10 年はこの危機は去らないつもりで対策をなるべく早めにお取り頂きたいと思います。
まずは本業の今日を見つめ、過去からの積みあげてきた決断の先送り、明日への設計、事業承継のあり方と毎月の売り上げの推移、資金のゆとり、を現在より売り上げが大幅に減った時にも大丈夫か検証ください。
我々の経営に一番すぐに響いて来るのは「売り上げ」と「資金繰り」かと思います。そして今を一番厳しく見ているのは、または見ざるを得ないのは銀行です。
もし、皆さんが自己資金だけで経営できている場合は除きますが、今回の不況の嵐は世界金融の相互不信から来ましたが、相対的に傷が浅いと言われる日本の銀行も9
月度の中間決算をみると影響は受けています。
従ってもう始まっていますが、銀行はより厳格な姿勢に変わらざるを得ないので長いつきあいがあってもそれに寄りかからず、支店長に今の姿勢を確認してみてください。私ども役員も手分けして佐久市内の全金融機関にお願いを持って歩くつもりです。
我々、経営者は自社の経営に公私混同が無いか?透明性の有る説明が社員、取引先にできているか?銀行に対して正確な月次決算を提出できているか?次世代の夢を語れているか?等をもう一度足下を振り返ってください。
そして現在の経営コストをどの位下げられるか?自ら汗をかき、知恵を集め経営体質の改革に向かう、有る意味良い機会だと前向きに捉え私の口癖ですが「マイナス情報を集め、最後は楽観的に決断」をしてください。
そして是非 皆さんには佐久商工会議所がどんなことでもお役に立ちたいと職員全員でお待ちして居ることを忘れず、こんな時こそ新しい制度資金も有りますので電話一本してみてください。
かならず吹雪の後に春が巡りきて新しい「芽」が出てくることを信じて生きましょう!! |
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