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スポーツ障害について(2)
井出接骨院 院長 井出純一
井出院長写真

突き指
突き指というと軽く見られがちですが、突き指とは原因であって傷病名は、指部の捻挫、打撲、脱臼、骨折、腱断裂があります。
この中で腱断裂とは、指先にボール等がぶつかり伸筋腱(指を伸ばす腱)が指骨末節の附着部で断裂し指の末節が曲がったまま伸びない状態で、痛み、腫脹(はれ)は比較的軽度です。又同じ状況で痛み、腫脹がひどい場合は、剥離(はくり)骨折が考えられます。
突き指だからといって放置しておくと、変形や機能障害が残ることがあるので適切な治療が必要です。

野球肘
反復する野球動作により肘の内側の筋肉や発育軟骨、又外側の関節を痛めたりする障害で13歳から17歳ぐらいまでに起こりやすいものです。
原因は、子供により個人差はありますが練習や、試合での投球過多による肘の使いすぎで週に250球以上の投球は避けるべきだと言われています。
最初はボールを投げるとき傷むだけですが進行すると安静時にも痛みを感じ、肘を伸ばそうとすると痛く完全に伸ばすことが出来なくなります。
子供が痛みを訴えたらボールを投げることを中止し診療を受けることをお勧めします。
野球肘は本人がなるケガというよりも、周り(指導者、親)がつくることが多いのです 。

 


 
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