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ああ被災地5商工会議所へ
あああ「軽自動車」5台を寄贈

 当所では、会員企業の皆様から寄せられた復興支援の強い思いと温かい善意の義援金を基に日本商工会議所を通じ、
塩釜商工会議所・石巻商工会議所・気仙沼商工会議所(宮城県)、大船渡商工会議所・釜石商工会議所(岩手県)の東日
本大震災で被災した5 商工会議所にそれぞれ軽自動車を寄贈した。
 寄贈にあたっては、被災地の早期復興祈願及び車輌の入魂式を行った上で事務局職員7 名が7 月21 日㈭~ 23 日㈯
に直接現地商工会議所まで会員企業の皆様からの“思い”をのせてお届けし、現地被災商工会議所の皆様から被災状況
並びに、現在の課題や問題点等を伺うとともに、被災地の現状を直接目で見て肌で実感してきた。

 軽自動車寄贈行程

■ 7 月20 日㈬

  

 早期復興祈願並びに車輌入魂式

  
  
   車輌には「がんばろう○○」とステッカーを貼った

  寄贈車輌購入にあたっては当所交通運輸業部会(髙橋一夫部会長)が常議員会の負託を受け、
  義援金をいただいた会員自動車販売業者の中から議員総会において抽選で購入業者を選定、
  車輌登録手続き等を主管で行っていただいた。 また、今回の職員の派遣は本年度重点事業で
  ある「被災地支援」の一環として実施。

■ 7 月21日㈭

 上信越自動車道→関越自動車道→北関東自動車道→東北自動車道
  4 時30 分発


 隊列を組み被災地へ向けてひた走る5台

 

 到着後、現地にて心を込めて洗車・給油したの後寄贈

 14 時30 分/宮城県 塩釜商工会議所
 17 時15 分/宮城県 石巻商工会議所 〈21日走行距離計545㌔〉

■ 7 月22 日㈮

 10 時40 分/宮城県 気仙沼商工会議所
 14 時10 分/岩手県 大船渡商工会議所
 16 時40 分/岩手県 釜石商工会議所〈 22 日走行距離計200㌔〉

■ 7 月23 日㈯

           
              中尊寺(左)と毛越寺(右)の御朱印

 世界遺産平泉の中尊寺(天台宗東北大本山)と毛越寺(本尊薬
 師如来は身体健康・交通安全・厄除・家内安全・商売繁盛など
 東北随一のご利益があるお寺)にて被災地の早期復興を祈願

 帰路佐久へ〈23 日走行距離598㌔〉〈3 日間走行距離合計1343㌔〉

 塩釜商工会議所 [1,714会員]応対者:桑原茂会頭・高橋直樹事務局長兼相談所長
                                  〔 死者45 人:行方不明者1 人:家屋倒壊数3,466 棟 〕

 桑原茂会頭と高橋直樹事務局長兼相談所長の話によると、地震発生当時は申告の真っ只中で、
50 名程のお客様に至急避難してもらい、職員は向側にある市営汽船発着所の「マリンゲート塩釜」
の3 階に避難をしたそうです。
 車が軽々と浮いて流されるような大津波でしたが、防災無線が行き届いていたため被害者は45 名。
しかし約1,714 会員のうち直接間接含め6 割の会員が被災され、まだ詳細は確認できない状況にある
そうです。
 基幹産業である水産加工業は壊滅的な状況ですが、魚市場の被害が最小限であった為、既に再開
していることが幸いでした。
 現段階の課題は、エアコンなどを買うこともできない商工会議所財政の歳入不足への懸念にあるそうです。
桑原会頭より「会員が大切ですので、期待を裏切ることなく企業の復旧復興に全力をあげていかなけれ
ばいけない」と力強く語って頂きました。



           両会議所職員全員で車を前に記念撮影



 桑原茂会頭より、「車が流され使いたいと思っていたので本当にありがたいです」と感謝の言葉をいただきました。



  塩釜商工会議所の職員の方が、「がんばっぺ!塩釜」のステッカーを貼り、早速市内企業の巡回に向か
  って行きました。早速使って頂いてとても嬉しかったです。


 石巻商工会議所[2,160会員]応対者:尾形輝雄事務局長兼相談所長・千葉孝事務局長
                                   〔 死者3,147人:行方不明者890 人:家屋倒壊数22,419 棟 〕

 津波被害を受けた商店街を目の当たりにしながら会館前に到着すると、尾形事務局長兼中小企業相談所長と
千葉事務局次長兼業務課長に出迎えていただきました。 石巻漁港は水揚数量で全国第3位を誇っていたが壊
滅的な打撃を受けており、水産加工業は再開の目途が立たない状況にあります。また沿岸部には日本製紙㈱の
主力工場(従業員数約700 名)があるが、今回の被災で工場が再開できないような風評被害が出たとのこと。こ
の際に、芳賀社長が「ここは主力工場だから必ず復旧再開する」と迅速に市長に表明され、地元では復興に
向けた明るい材料となり素晴らしい対応だと感じました。 治水で石巻の街を救った川村孫兵衛重吉翁に対する
報恩感謝の祭りとしてはじめられた「川開き祭り」は、7月31日㈰・8月1日㈪の2日間、東日本大震災の供養(慰霊)
と復興に主眼を置いて開催。31 日は震災犠牲者の名前を記した慰霊の流燈を行います。



  激励文と軽自動車の鍵を受けとっていただいている尾形事務局長兼相談所長(中央右)。





  沿岸部には処理されていないがれきの山があちこちに。
  最大78cm の地盤沈下で、満潮時には冠水してしまい、近づくのも難しくなる。


 気仙沼商工会議所 [1,612会員]応対者:春日敏春専務理事・熊谷良市事務局長
                                〔 死者995 人:行方不明者419 人:家屋倒壊数10,751 棟 〕

 気仙沼商工会議所では、車が到着すると職員の皆さんが拍手で迎えて下さり、春日専務理事と熊谷事務局長から
震災による状況をお話頂きました。
 気仙沼商工会議所は、約1,612 の会員企業の7 割が津波被害を受け水産加工業が操業を停止しています。再開が
難しいと判断した県外企業の撤退・人口減少による町の規模縮小をくい止めるためにも早期工場再開が望まれますが、
国の方針が決まらず、市や県も方向性を示せずにいます。事業者としては工場再開後に復興計画によって工場移転を
余議なくされる可能性もあり、復興計画が示されるまでは再開に踏み切れずにいるそうです。なかなか前に進まないも
どかしさを感じました。
 春日専務は「報道を見る際に少し気仙沼を気にかけて頂き、復興の経過を知って頂けたら嬉しいです」と話して下さり、
気仙沼の早期復興に向けた継続的支援が必要だと実感しました。





   周辺を震災の象徴として残しておきたいとの意向がある。津波に押し上げられた船舶


 大船渡商工会議所 [1,612会員]応対者:上野直和専務理事・新沼邦夫事務局長
                               〔 死者330 人:行方不明者122 人:家屋倒壊数3,629 棟 〕

 佐久市と友好都市である大船渡市。大船渡商工会議所では、今回の津波により商工会議所の建物が全損し、
中心市街地にあるショッピングセンターの中に仮設事務所を構え業務を行っています。当所の訪問には上野専務
理事をはじめ職員の皆さんに明るく迎えていただきました。まず初めに上野専務理事より今回の当所からの支援
物資とボランティア活動並びに車両の贈呈に対し御礼のごあいさつをいただきました。
 中心地はほぼ被災し、会員事業所の約8 割が被害を受けましたが、被災後4 カ月が過ぎ、がれきの撤去もきれ
いに順調に進んでいることをお聞きいたしました。また、商工会議所をそのまま記念の建物にするという案も出て
いるとのこと。友好都市として、今後も絆を大切にしていきたいと思います。






 釜石商工会議所[1,119会員]応対者:澤田政男副会頭・菊池次雄副会頭・伊藤正幸総務課長
                                 〔 死者879 人:行方不明者339 人:家屋倒壊数3,723 棟 〕

 会館に到着しますと、菊池副会頭と澤田副会頭の両副会頭が丁重な出迎えをしてくださいました。震災前の
会館は港湾近くに立地していたため押し寄せた津波は2階まで達し、建物や情報機器、車両等何れも損壊し
使用不能となってしまったそうです。現在の事務所は釜石駅前にある新日鉄釜石工場より内陸地に開設して
ありましたが、手狭状態。
 副会頭のお話では、山崎長也会頭は津波で会社も破壊されてなくなり、自宅も流され奥様は行方不明という
悲惨極まるなか、復興のために敢然と指揮をとっておられるそうです。 
 市内中心商店街の南側にある長屋風の飲食店街「呑ん兵衛横丁」は震災前には夕暮れ時になると常連客
や観光客で賑わっていたそうです。震災で全滅したものの、ようやく数店が営業再開となったことは復興への
芽吹きを感じさせます。



  寄贈車輌を前にお喜びになる両副会頭



  港湾に近い商店街は依然このような状況にある

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