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~安養寺ら~めん ただいま挑戦中!~  
                                       佐久商工会議所報「Monthly News さく」2008/6月号掲載

「安養寺ら~めん開発麺メンバー」は、5 月21日に「素材からおいしいラーメンを作ろう」と大豆のたねまきを実施した。本事業はご当地ラーメン「安養寺ら~めん」の開発を通じて、「佐久」を市内外に広くPR することを目的とし、佐久拉麺会、味噌醸造業者㈾和泉屋商店、安養寺、県、市、当所などで活動を行っている。ラーメン完成後は、順次加盟店を増やし事業の拡大を予定している。
 「佐久に新たなご当地ラーメンを!」とこの春始動した「安養寺ら~めん開発麺めんバー」(佐久拉麺会・和泉屋商店・安養寺・県・市・商工会議所などで構成)。5 月は、「麺談会」(全体会議)や試作会、「安養寺みそ」の原料となる大豆の栽培を体験する「実み力りょく体験!大豆たねまきお手伝い」などを実施し、秋の完成に向けて活動を行った。

 「安養寺ら~めん開発事業」は、地域資源を活用し食によるまちおこしを推進しようと当所が発案したもの。
 試作会では佐久拉麺会店主たちが、安養寺みそ100%と、別のみそを20%ブレンドしたタレに、鶏ガラや豚骨のスープを掛け合わせて数種類のベースを作った。味見では「みその良さをもっと引き立たせたい」「味にインパクトがない」など厳しい意見が飛び交い、次回への課題を話しあっていた。
試作ラーメン。秋までに佐久拉麺会共通の一杯と、各店オリジナルの一杯の完成を目指す。


 5 月21 日の「たねまきお手伝い」では、佐久市安原にある大豆畑に麺めんバーが集結。安養寺住職、檀家の方々に教えて頂きながら約600 坪の畑の種まき作業を体験・お手伝いした。たねまき機を交代で動かしたり、たねに土をかけたりしながら「ふだんやったことがないので新鮮」と汗を流した。

 今後も、試作はもちろん、佐久ならではのご当地ラーメンを生み出す新たな企画に取り組んでいく予定。少しずつではあるが確実に形が見えてきた「安養寺ら~めん」完成に向けて、麺バーたちの飽くなき挑戦は続いていく。
To be continued….
■安養寺ら~めん開発麺バーとは?

らうめん助屋・味処 八峰・めん屋佐介・麺や天鳳・げんこつ屋・麺匠 文蔵の市内ラーメン店6 店と、和泉屋商店、安養寺、県、市、当所などで構成。地元の「安養寺みそ」を使って佐久に新たなご当地ラーメンを作り出し、地域活性化を図ろうと日々探求中。

 安養寺ら~めん開発始動
                                       佐久商工会議所報「Monthly News さく」2008/5月号掲載

4月16日「安養寺住職からお話を聞く会」は、本堂にてみその歴史や僧侶覚心について話を聞いた。木造の「法燈国師坐像」も見学し、開発の成功を祈願した。
 日本人の「国民食」とも言われるほど多くの人に親しまれる「ラーメン」。当所では、「歴史文化」や「自然」「おいしさ」などの地域資源を広くPR しようと、市内で活動する「佐久拉麺会」、岩村田の味噌製造販売店「和泉屋商店」、県や市などと連携し、新たなご当地ラーメンの開発をスタートさせた。
安養寺住職、檀家の方々と「安養寺ら~めん開発麺メンバー」。佐久地域に新たな特産品の創出を目指す

 実は、みそが初めて信州に伝えられたのが安原の「安養寺」であると言われている。同寺では現在、住職自ら大豆を栽培し岩村田の和泉屋商店がこの大豆を使って「安養寺みそ」を製造・販売。このみそをベースに「佐久拉麺会」各店がそれぞれの「安養寺ら~めん」を作り、秋ごろに一斉発売を目指す。4 月16 日には佐久拉麺会、和泉屋商店などで安養寺を訪問し、みその製法を伝えたとされる僧侶「無本覚心」についてや、寺の歩んだ歴史について学んだ。

 佐久拉麺会代表の金子祐一さん(らうめん助屋)は、「安養寺の名に恥じないような素晴らしいラーメンを作りたい」と意気込みを語る。

 目指すは地域内外を問わずに愛されるラーメンで、佐久地域に新たな魅力をプラスし、地域活性化へとつなげること。「仏・農・商工・官」が集う「安養寺ら~めん開発麺メンバー」の挑戦は始まったばかりだ。
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