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発見3

ソバの実の収穫手づくり味噌

ソバの実の収穫
 高燥冷涼な佐久の気候は、ソバ作りには最適で良質のソバが育ちます。また佐久は千曲川の清流に代表されるように良質な水にも恵まれ、美味しいソバ処として知られています。皆さん、ソバ(そば粉)の元になるソバの実を見たことがありますか? 佐久ではソバの実を未だに昔ながらの手作業で収穫しているのを見かけます。
一面に咲きこぼれる可憐なソバの花 【9月2日撮影】
 黒い実が付き、葉や茎が枯れたところで刈り取る。この時期になると、ソバの実はぽろぽろ落ちやすくなるので、丁寧に刈り取らなければならない。  刈り取ったソバを一カ所に集め、棒で叩いて実を落とす。この棒が独特で、くの字に曲がっているので面で叩くことができる。
【10月21日撮影】
 落とした実は、葉や茎などの大きなゴミを取り除いたあと、唐箕にかける。唐箕は、風を使って穀物の中のゴミを除去したり、粒の選別をする昔ながらの道具で、今でもソバの実の他、大豆の選別にも使われている。  これがソバの実だ。選別されたソバの実は、何日も天日干しをして、十分乾燥したところで、製粉を行う。
【11月1日撮影】

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手づくり味噌
 佐久は「信州味噌」発祥の地です。建長元年(1249年)宗に渡った信濃の禅僧円明国師が、仏法の修行の傍らその製法を学び持ち帰ったもので、味噌の醸造に適している佐久の地の民衆に伝授したものと言われています。市内では7つのみそ蔵があり、いずれも厳選された材料による天然味噌が自慢です。また、今でも3月下旬から4月上旬にかけて味噌を自家製造している家庭を見かけます。昔ながらの素朴な味噌造りの一端をご紹介します。
大釜で煮た大豆を木桶の中にあけ、わら靴を履いて踏みつぶす。手に持っているのは、船をこぐ櫂のようなもの。
 踏みつぶした大豆を木桶から取り出し、米俵のように整形したものを味噌玉と言う。この状態でゴザなどの上に1晩置いておく。  味噌玉は、包丁で細かく刻み、別に白米を蒸し種麹を加え発酵させて作った米麹と塩・水を混ぜていねいにかき混ぜ練った後、桶に詰めていく。
【3月29日〜30日撮影】

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