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発見1

尻なしタニシ?親子で手をつなぐ道祖神「瀧の宮」のよろしき水佐久の三大奇祭

尻なしタニシ? ■おもしろ現場はこちら■
 「安養寺」というお寺が安原にある。このお寺の開山さんは法燈国師さんと云う中国へ留学した名僧で、信州みその生みの親として有名である。


 後の住職が、開山堂を池の南に建てこの名僧の像を安置した。ある年のこと、中国に大火があった。その時、開山堂の像は池の中に入って、声を立てながら西の方へ水をかけた。集まってきた人々が見たら、開山さんの像のお尻が焼けてしまったと云う。


 それ以来、この池にすむタニシはお尻が焼けたようにとれてしまった! 今も開山さんの像はあるが、お尻は…? 年々、大きくなるという鎌倉石、葵の御紋のある寺宝など謎につつまれている不思議なお寺である。

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親子で手をつなぐ道祖神 ■おもしろ現場はこちら■
 今でも市内上塚原に親子で手をつなぐ三体道祖神がある。


 一体や双体の道祖神が多いなか、三体の道祖神は珍しく、佐久でも三ヶ所しかないとされ市内では、おそらくここだけ! つくられた年代ははっきりしないが、相合い傘の形をしたような御幣入りの道祖神は中山道沿いに多く、この道祖神が東方の最先端と云われている。


 じっと見ていると、何かほのぼのとした気分になってくる。そういえば、親子道祖神の近くに浅間山の火山泥流が残した岩にはめ込んである双体道祖神があったが、この前、見に行ったら、岩はなくなり道祖神だけになっていた…。

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「瀧の宮」のよろしき水 ■おもしろ現場はこちら■
 昭和十一年、種田山頭火が佐久を訪れ山々から湧き出ている清水を見て「風かをる信濃のくにの水のよろしさ」とうたっている。大沢にある「瀧の宮」と呼ばれていた諏訪神社の境内から湧き出ている清水も、よろしき水として地域の人々に愛されている。


 お茶会の初釜のために汲みに来る人や秋も深まった頃、野沢菜を洗いに来たり、前は小学校のプールの水にも使われていた。この湧き水は、神社の周りにも流れているが、こういう造りの神社は珍しいそうだ。


 大沢には「十二ヶ滝の酒泉」と云われる伝説もあり、今も「初鶯」で有名な木内酒造の酒蔵でおいしいお酒がつくられている。これからも「お宮の水」を大切にしていきたいものだ。

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佐久の三大奇祭「安原のお舟祭り」 ■おもしろ現場はこちら■
 いつだったか 御代田町草越の「寒の水」、望月町の「榊祭り」そして佐久市安原の「お舟祭り」が「佐久の三大奇祭」として何かの記事で載っていたのを見た記憶がある。「お舟祭り」と云うと、安曇野の穂高神社が有名だが、佐久でも安原の英多神社周辺で、毎年、盛大に開催される。


 なぜ、佐久で海の神様に関するお祭りがあるのか? 昔、九州から千曲川を上がって佐久まで来た人々がいて、佐久の地で故郷を思い出し、始まったと云う説がある。新子田のお宮の所に「海」に関わる神様が祀ってあったり、香坂のあかる山を登って、志賀の方を見た偉いお坊さんが、琵琶湖に似た海のように大きな湖があったから、その地にお寺を建てたという伝説もある。現在、その謎は、解明中?

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