MonthlyNewsさく 2012.11 vol.491

MonthlyNewsさく 2012.11 vol.491 page 8/16

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概要:
日本商工会議所では、9月23日~ 29日の7日間に亘り、民主化が進みアジア最後のフロンティアとの呼び声も高いミャンマーと日系企業の投資が加速するベトナムを訪問する経済ミッション(団長:岡村正日本商工会議所会頭・....

日本商工会議所では、9月23日~ 29日の7日間に亘り、民主化が進みアジア最後のフロンティアとの呼び声も高いミャンマーと日系企業の投資が加速するベトナムを訪問する経済ミッション(団長:岡村正日本商工会議所会頭・参加者124名)を実施し、現地政府との懇談、現地経済界との交流・商談、工業団地や進出日系企業の視察などを行い当所からも日商・中小企業国際化支援特別委員会共同委員長の樫山会頭が参加しました。「雇用創出」佐久商工会議所会頭樫山高士この度の「訪ミャンマー・ベトナム経済ミッション」に参加させて頂き多くの方に知遇を得、各地の議論には学ぶこと多く感謝しております。さすがに日商会頭を団長とする公式訪問であり、訪問先のベトナム、ミャンマー両国とも経済発展、インフラ整備等日本に期待する事多い国ですので真剣な対応に双方ともにタイミングの良い訪問であったと感じております。私は、9月10日から18日までヨーロッパ、23日から本ミッションでのミャンマー、ベトナム、29日に帰国してすぐ10月2日より8日までヨルダン、ドバイの中近東、そして16日からはこの7月に立ち上がりました弊社のタイ工場へと急ぎ足にて各地を回って来ました。その印象も含めて報告とさせて頂きたいと思います。弊社の現在の主たる市場は海外ではユーロ圏、ロシア、そして中近東となっております。自社ブランドで長く末端の整備業者向けに輸出しておりますので日本車が走っている所すべてが市場であり、お客様がいてくれます。今回は9月10月の2か月の間に強行日程ですがミッションも含め、日本国、弊社の立ち位置を確認し、来年以降の経営の姿を二人の後継者に提言したいとの思いで走り回りました。さてヨーロッパ、ユーロ圏の金融不安、市場の冷え込みは短期間では回復しないとフランクフルトでの世界最大規模の自動車部品ショーでお会いした東ヨーロッパも含めた客先、イギリスの代理店、展示会場の気配などで感じました。また市場内競争の中で円高の影響は顕著で有り客先も自衛上、為替の影響が強く働き、日本、日本ブランド関連から中国、韓国、その他アジアのサプライヤーに発注を切り替えております。私どもは比較的早く、30年ほど前にマレーシア(後に合弁解消)、19年前からインドネシアと海外生産を始めておりますが、弊社も同様に受注量の落ち込みは厳しいものです。先を急ぎますがユーロ圏の最後の課題は「雇用の収縮」に収斂していくのでしょう。ミッションで訪れたベトナム、ミャンマー両国の現在の姿には大きな違いが有ると思います。先行するベトナムはかなり道路、港湾、法整備も進んでおり、ホーチミンに続いてハノイ、その周辺にと日系企業も係る工場団地の開発が拡大して日本人商工会の会員企業も総数1,000社を数えると伺いました。私の友人もまずは中国に台湾の方の先導で進出して成功され、次にはベトナムホーチミンエリアに自立した工場建設、難しい金型分野も中国から分割して進出しております。が、ミャンマーは長い軍政下での経済制裁が一年半ほど前に現大統領の下、解除されつつあるのが現況ですからセミナー、意見交換の場等での各所管大臣の発言、ミャンマーでの商工会議所ビジネス協議会合同会議(8)