ブックタイトルMonthlyNewsさく 2024.2 vol626

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概要

MonthlyNewsさく 2024.2 vol626

(7)■ 高齢社会の健康・健脚を支える杖が主力 当社は第10 期登録企業として長野県SDGs推進企業登録制度に認定されました。自社製品を通し、人々に「楽しみ」と「健康」を提供する会社として、SDGs目標の『すべての人に健康と福祉を』の達成を目指し製品開発や製造を行っています。現在、杖の市場は20 年前の約4倍以上にまで拡大しており、今後もさらに需要の拡大が期待されます。今ではスキー用のポールに変わり当社の主力分野となっています。 高齢者の人口が増え、健康に歩けて自分で生活をするための健康維持増進は現代社会の深刻な課題となっています。その課題を楽しく “歩く”ことで予防するために、使い心地・デザイン・機能性にこだわった杖・ステッキ、ウォーキングポールといった自社製品の普及に取り組んでいます。また、ポールウォーキングが安全かつ手軽な運動であることから、健康促進のための運動方法として普及させる活動にも取り組んでいます。■ いただいた命を大切に、最大限に活かしたい 話は変わりますが、長野県では鹿による農作物の被害が多く、そのため捕獲・駆除される鹿は従来捨ててしまうことがほとんどでした。そんな鹿の命をなんとか無駄なく最大限に活用したいと思い、鹿の皮を使用した製品開発を行い販売しています。鹿革は高い吸湿性やしっとりとした肌さわりが特徴で、適度な油分を含み頻繁なお手入れも不要です。レザーとして価値を持たせることで社会に循環させることができ、地域資源として活用することで地域活性化に貢献できたらと考えています。現在は鹿革をストラップに使用した火吹き棒やグリップに鹿革を使用した杖等があり、今後も鹿革製品を増やしていけたらと思っています。■ 長野から全国へ。ひとりひとりに合った杖を届けるために “歩く”ということは生活していくうえで必ず生じる動作で、やはりそのとき使うものは「直接手に取ってみたい」「一緒に選んで欲しい」という声も多くありました。そこで当社では、首都圏で直営の国産杖専門店「ステッキ工房 シナノ」を営業しています。有楽町、吉祥寺に続き今年1月には横浜ランドマークプラザにも店舗をオープンしました。自社製品を多くの人に知ってもらい手にとっていただく機会も増やしていき、信州のこの佐久の地からSDGsの目標達成に貢献できたらという思いで今後も製品の開発に尽力していきたいです。岩村田駅㈱シナノJR小海線佐久長聖高等学校★ ● SDGsという言葉をニュースや新聞などでよく聞くようになりました。SDGsはSustainable DevelopmentGoalsを略したもので、「持続可能な開発目標」と称した国際社会共通の目標です。では、実際にわたしたちはどんなことができるのでしょうか? 第11回は、㈱シナノ 代表取締役 柳澤さんにお話しを伺いました。『歩く楽しみ』を広げ、健康寿命を延ばすものづくりを㈱シナノ(代表取締役 柳澤 光宏)わたしたちの身近なSDG SDGs 佐久から始めよう!第11回八十二銀行長 野 銀 行上田信用金庫長野県信用組合長野県信用保証協会住所:佐久市岩村田1104-1 TEL:67-3321