ブックタイトルMonthlyNewsさく 2024.1 vol625

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概要

MonthlyNewsさく 2024.1 vol625

(14)■ 3R(※)を意識した梱包で、循環型の社会を目指して 当社は「包む・運ぶを考え、人に優しく」をモットーに、トータル包装・物流サービスを提供しています。トライウォールという強化段ボールをはじめとし、主に製造業で使用される梱包材やマルチ等の農業資材を取扱っており、地域に根差した企業を目指しています。 昨今のSDGsの流れもあり、環境に配慮した梱包資材への各企業の関心やニーズはより高まっていると感じています。個々の企業の梱包や輸送の課題を解決するため、商社という強みを活かしながら包装設計、試作、試験、資材販売、製造、梱包を一貫して行うシステムを構築し、俯瞰的な視点から最適な製品やサービスを提案しています。※3R=Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)の総称。■ 個々の企業や製品に合った、オンリーワンの方法を模索 精密機器や工業製品など、新しい製品の輸送時の梱包についてよくご相談をいただきます。当社は包装管理士・包装専士という専門知識を有した担当者が資材選びから設計、輸送テストを重ねその製品に合った最適で安全な梱包・輸送方法を探していきます。機械や製品などは、そうそう規格が変わることはないので、1 度梱包資材や輸送方法を決めてしまえば、それがずっと採用されます。すなわち、コストやエネルギーがたくさんかかる方法で梱包資材や輸送方法を設定した場合は、それが10 年やその先もずっと続くことになるんです。そのため輸送時にどれだけ梱包資材を「軽く丈夫に最適に」できるかで長期的に考えて輸送のコストも抑えられますし、重量が軽ければ輸送時のCO2 排出量をはじめとするエネルギーも省くことができます。最近は、現状の梱包や輸送方法を改善したいという依頼をいただくことも増えてきています。当社に環境や省エネ・省コストを専門に扱う担当者がおり、脱プラをはじめとする環境を考慮した提案が取引をするうえで大きな強みとなっています。また、包装やエネルギー関連のセミナーや包装の展示会にも参加し常に新しい情報を仕入れ社内で共有して最善の提案ができるよう取組んでいます。■ 資材を使って社会貢献 当社で培った梱包資材や包装設計の技術を通じ、教育機関や福祉施設にトライウォールを使用し設計した椅子や机を寄贈する等、人や地域のQOLを上げる支援活動も行っています。BtoBと言われる業種であるので、あまり普段の生活に触れる機会は多くはないと思いますが、実際に使用された方からの声は私たちの中で大きなモチベーションにつながるため、今後も活動の一環として大切にしていきたいと考えています。少しずつではありますが、私どもの包装を中心とした事業や取組みを継続することにより未来の私たちの生活を守り、よりよい環境を次世代に遺すことに貢献できたら嬉しいです。 住所:佐久市長土呂64-32 TEL:68-7215 SDGsという言葉をニュースや新聞などでよく聞くようになりました。SDGsはSustainable DevelopmentGoalsを略したもので、「持続可能な開発目標」と称した国際社会共通の目標です。では、実際にわたしたちはどんなことができるのでしょうか? 第10回は、富士ケミカル㈱ 代表取締役の小川さんにお話しを伺いました。環境に考慮した梱包・輸送方法の構築で省エネルギー化を推進富士ケミカル株式会社(代表取締役 小お川がわ義よし弘ひろ)わたしたちの身近なSDG SDGs 佐久から始めよう!第10回